成長指標は、定量的な評価=給与。一見ドライな関係性が成果を出す 株式会社Macbee Planet 原田 佑太 | 急成長企業を支援してきたマーケティング会社が厳選した急成長企業と出会える場所「LEAPLACE」 - LEAPLACE
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成長指標は、定量的な評価=給与。一見ドライな関係性が成果を出す
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成長指標は、定量的な評価=給与。一見ドライな関係性が成果を出す
株式会社Macbee Planet
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データ、AI、マーケティングで価値ある未来を創造しているMacbee Planet。LTV予測技術を用いて開発したデータ解析プラットフォーム「ハニカム」や、LTVを向上させるWeb接客ツール「Robee」などを基軸に、マーケティング活動の戦略立案や運用支援、コンサルティング等を行なっている。2015年に設立後、「革新的なマーケティングにより、世界を牽引する企業になる。」をビジョンに掲げ、2020年3月には東証マザーズに上場。飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けている。そんな同社で活躍するのがコンサルティング本部 部長の原田佑太氏だ。挫折と成長を繰り返したキャリアで培ってきた独自の価値観で、Macbee Planetに新しい風を吹き込んでいる。同氏のキャリアについて話を伺った。

若さゆえのプライドを捨てる

—— 原田さんは、これまで挫折と成長を繰り返してきたと伺いました。これまでどのようなキャリアを歩んできたのか教えてください。

Macbee Planetは2社目で、1社目は人材ビジネスを母体に、いろんな事業を展開しているホールディング会社に新卒で入社しました。僕が配属されたのは、グループ会社の中でWeb事業を担う会社。新規獲得営業に強い組織で、営業力はもちろんのこと、人としてどうあるべきかの人格形成を重んじる、とても厳しい組織でした。

ただ、**入社からの数ヶ月は電話のアポイントも新規受注も取れず、毎日更新される営業のランキングが同期の中で最下位周辺をさまようことに。**それでも根拠のない自信のあった僕は、どうにかブレイクスルーできないかと試行錯誤をしていました。

すると上司から「大学生から社会人になったばかりで、最初から何でもできるわけがない。できる前提でいることがおかしな話だよ」と諭されたことをきっかけに、変に持っていたプライドを捨てることにつながったんです。

最初からできるわけがないのだから相談しよう、うまくいっている人にはたとえ同期でも素直に話を聞いて吸収しようというマインドに変わり、今の僕を形成する一つの分岐点になったと思います。結果、それがブレイクスルーとなって営業成績最下位から脱却し、トップ営業へと進化しました。



4年半での3回の挫折が成長エンジンに

—— その後は順調にキャリアを歩めたのでしょうか?

入社3年目くらいまでは、中小企業の社長に対してWeb広告を提案する営業をしていました。初めの挫折を経験して以降、仕事がうまくいくようになって、少しずつ受注が取れるようになると、次は成果にコミットしていないことが原因でクライアントの社長から毎日のように叱られまくる日々が始まったんです。

年間、100〜200人の中小企業の社長に広告を提案していたのですが、クライアントのビジネスを成功に導かないといけないのに、「目標は達成しませんでした」では済まされなかった。社長たちは僕を信じて本気でぶつかってくるからこそ、結果にコミットすることが重要であるというマインドがここで醸成されました。これが僕にとって2つ目の分岐点です。

そうして鋼の精神と営業力を研ぎ澄まして成果を出せるようになっていくと、次は1件あたりの受注額を大きくするために、大手企業への営業を始めるようになりました。**そこでぶつかった壁が、大手企業のWeb担当者が求める知識レベルにまったく及んでいなかったこと。**話にならず、相手にされなかったんです。

それまでは、Webの専門知識よりも中小企業の社長への営業力の方が必要で、必死にそれを磨いてきたのですが、大手企業の場合は知識が必要。Web担当者と対等に渡り合うために、Webを勉強して知識を積み上げ、営業力とスキル、人間力を高めていきました。

こうして約4年半の間に3回の挫折を経験し、その度にマインドセットを入れ替えて克服してきたことで、僕は仕事であまり落ち込まないメンタルを手に入れることになったのです(笑)。

—— 原田さんが辞めずに踏ん張れた理由は何だったのでしょうか。

今もそうですが、周りに恵まれていたからだと思います。前職は厳しい会社で退職者は多く、最終的に僕が転職するときに同部署では同期は1人も残っていませんでした。それでも続けられたのは上司から「自分で戦える武器がない状態で辞めても、何も残らないよ」と言われたこと。

「厳しい環境で成果を上げることこそが、今後に生きる」と言い聞かされてきましたが、振り返るとそのマインドコントロールはすごく大事だったと思うんですね。

挫折してもマインドを切り替えて克服し、成果を出せるようになれば、定量的な評価として給料に反映されるようになる。それが自分の成長の証だと思えるようになり、結果、辞める頃には社内で一番数字を作れる存在になれました。

転職しないつもりが、Macbee Planetに入社

—— いろんな経験をしたからこその強さですね。そんななか、今回Macbee Planetに転職したきっかけは何だったのでしょうか?

実は、転職するつもりはなかったんです。成果報酬で給与はクウォーターごとに上がっていて、何の不満もありませんでした。

きっかけとなったのは、知り合いからMacbee Planetに会って欲しい人がいると言われたこと。僕は転職しないよと伝えた上で、どうせ会うなら扱っている商材の販売パートナーになってもらおうと、半分営業のつもりで会いに行きました。

するとその営業力を買われ、社長の小嶋を紹介されて意気投合し、そこから数ヶ月のうちに何度か飲みにいくようになったんです(笑)。

会って話をするうちに、30人規模のベンチャー企業かつ、自分が知らない領域のビジネスに飛び込むのは面白いかも知れない、知識を身につけながら会社経営に携わり、一緒に上場を目指すのは大きな組織ではできないことだ、と思うようになり、転職を決めました。

実際、入社して2年しか経っていませんが、その間に組織を拡大して上場し、僕自身も経営と現場の双方を見るという経験を得られているので、すごく良かったと思っています。

—— 大きな組織から小さな組織に転職したことで、入社後にギャップはありませんでしたか?

ギャップだらけでした(笑)。前職では請求書を発行したこともなかったし、資料づくりも仕組み化されていました。でもMacbee Planetは少数精鋭のベンチャー企業だから何でも自分で完結しないといけなかった。

効率化と仕組み化が徹底された環境から、正反対の超属人的な環境に来たので、最初は驚きましが、それは裏を返せば、個人の力が強い証拠です。個々がそれぞれの強みを発揮していたからこそ、創業から5年で上場できたわけで、この組織の底力はすごいと思いました。

とはいえ、組織を拡大するには仕組み化や効率化は必要です。だから、部長という肩書きになった今、プレイングマネージャーとして成果にコミットしながら仕組み化に取り組み始めたところです。

成長指標は、俯瞰で見られる定量的な評価=給与

—— 原田さんが働く上で大切にしている軸は何ですか?

誤解を恐れずに言うと、給与です。僕は、定量的な評価を俯瞰して見ないと成長実感を得られないから、給与ほどわかりやすい指標はないと思っているんですね。評価=給与を上げようと思えば、自分に付加価値をつけて成果を出すことが必須になります。

それに、本質的にはラクをしたいタイプだから、給与に指標を置いておけば怠けません(笑)。Macbee Planetは、上がっても下がってもよく分からない評価制度ではなく、頑張れば頑張っただけ自分に返ってくるからありがたいと思っています。

よく「自分の仕事にやりがいを感じない」と悩む人がいますが、自分を評価してくれる指標は給与であるというマインドセットに変えれば、すごくラクになると思うんです。

実際、僕は好きで営業をやってきたのではなく、どちらかというと編集者やエンジニアを志望していました。でも今の自分を作ってきたのは営業職だから、ものづくりには興味があるけれど得意なことは営業やマネジメントなのだろうと思って、仕事は仕事で切り分けています。だから何か不満があって愚痴を言うことはないし、それに対して興味がなくなりましたよ。



—— ドライだけどわかりやすい。定量的な評価で成長実感を得ていく方が、健全な働き方ができるのかも知れません。そんな原田さんがマネジメントで大切にしていることはありますか?

本当に腹落ちしているかを口癖のようにメンバーに聞くことです。僕もそうですが、納得度が低い仕事はわかったふりをしてやらないもの。だから、腹落ち具合を確認することを大切にしています。

それから、クライアントの課題に応じて柔軟に提案することを、メンバーの発想の一つに加えられたのは入社して良かったことだと思っています。それが成果として実を結べば、メンバーの評価につながっていく。Macbee Planetには変える余地=伸びしろがたくさんあるので、マネージャー育成をしながら組織作りと事業づくりをしていきたいと思っています。

個人的な夢を応援してくれるMacbee Planet

—— 原田さんは、これからどんな未来を描いていますか?

僕が理想とする未来は、50歳くらいでアーリーリタイアをして茅ヶ崎に一軒家を持ち、畑を耕して暮らすこと。そのためには、人の何倍も成果を出して評価を上げる必要があるのですが、そんな価値観を持つ僕を受け入れてくれているのがMacbee Planetだと思っています。

Macbee Planetという会社の根っこには、働く一人一人の夢や志向を尊重する価値観があり、個人的な夢を持つ人に対して、会社としてそれを支援できる土台になりたいと言ってくれます。だから、辛いことを辛いままにするのではなく、一度きりの人生だから楽しく過ごそうよという考え方があるし、オープンコミュニケーションで役員とも本音で意見を言い合える。

もちろん僕は、事業に熱量を持って参画していないわけでもないし、根っから冷めている人間でもありません。でも、自分が理想とする未来が、Macbee Planetで成果を出せば実現に近づくのなら、こんなに幸せなことはありません。

いまMacbee Planetには、キャッチアップが早くて凹んでいる暇がないくらい、自分で立ち直せる優秀な人たちが揃っています。だけど、これからもっと組織を大きくしていくことを考えるとポジションはがら空き状態。組織づくりや事業づくりがしたい人はもちろんのこと、個人的な夢を叶えたい、自己実現したいなど、いろんな価値観を持つ人に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

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