「ぼくはもうペルソナじゃない」プログラミング教育の雄Progateが語る、第二創業期への挑戦とは 株式会社Progate 加藤將倫 | 急成長企業を支援してきたマーケティング会社が厳選した急成長企業と出会える場所「LEAPLACE」 - LEAPLACE
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「ぼくはもうペルソナじゃない」プログラミング教育の雄Progateが語る、第二創業期への挑戦とは
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「ぼくはもうペルソナじゃない」プログラミング教育の雄Progateが語る、第二創業期への挑戦とは
株式会社Progate
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デジタル化が進む昨今、プログラミングは、現代社会においてますます重要なスキルとなりつつある。そんな中「Progate(プロゲート)」は2014年の創業以来、初心者でも手軽に始められるプログラミング学習サービスとして支持され、国内最大規模にまで順調に成長してきた。しかし、代表の加藤氏は、「いまProgateは第二創業期にある」という。その意味とは。Progateの今後の展望について加藤氏に話を聞いた。

8年間、1度もピボットしなかった理由

――Progateは創業以来、1度も事業内容をピボット(方向転換)していません。8年間サービスを続けてこられたのはなぜでしょうか。

単純に時代の波に乗れたことはとても大きかったと思いますが、ここまでサービスを続けてこられたのは、わたし自身がProgateの1番のペルソナだったからだと思います。

起業家には、自分の原体験にもとづいて課題を解決するタイプと、世の中に必要だと思うことを見て起業をするタイプとがいると思いますが、わたしは前者のタイプでした。ユーザーのよろこぶポイントは、わたしが嬉しいポイントでもあるため、そこへの共感が合致した点がいちばん大きかったのかなと。

もちろんサービスを運営する中で組織的にもプロダクト的にも困難なことはいくつもありましたが、そうした原動力が自分をつき動かしていることは間違いないと思いますね。

――現在、プログラミング教育サービスが多くある中で、Progateの立ち位置を教えてください。

プログラミングを学ぶにあたっては、初めてプログラミングに触れる人から、実際にプログラムを書いて動かすことができるようになるレベルまで、さまざまな目的や段階があります。

Progateはその入り口に特化したサービスで、現在のユーザー数は全世界で約280万人。国内では240万人ほどの方に利用いただいています。

少子高齢化やエンジニア不足が叫ばれる中で日本の人口の2%がProgateを利用していると考えると、同じジャンルのサービスにおいては一定の地位を築いているといえます。

――日本のエンジニア市場にあたえた影響をどのように考えますか。

プログラミングに興味を持つ人を増やすという点に関しては、Progateは一定の役割を果たしたと思っています。とくに数年前のプログラミングブームの際には、多くの方がProgateをきっかけにエンジニアへの第一歩を踏み出してくれました。

その一方で、日本のエンジニア不足の問題は、未だ国としても非常に深刻なものになっています。私たちは創業以来「創る人を増やす」というミッションを掲げて運営してきましたが、各社が企業の即戦力となるエンジニア採用に苦労している状態が続いているということは、その目的がまだ十分に達成できていないことを意味しています。

いま企業が採用で困っているのは、ミドルやシニアクラスのスキルを持つ上層レイヤーのエンジニア。入り口だけでなく、トップ層を生み出すプログラミング教育の仕組みをつくっていかなければならないと考えていますね。

ニーズの多様化により、Progateは第二創業ステージへ

――つまり、Progateは組織だけでなくプロダクトとしても新しいステージに立っているということですね。具体的にはどのような課題をいま感じていますか。

そうですね、課題を話し出すとキリがないのですが……。(笑)

ただ、いま特に感じている課題としては、プログラミングに対するユーザーのニーズが多様化したことで、ひとつのサービスの方向性だけではカバーしきることが難しくなってきた、という点があります。

例えば、去年、Progateユーザー1000人に対して行ったアンケートでは、「エンジニアとして就職したい」人は3割でした。これは創業初期に私がダイレクトにイメージしていたようなユーザー像そのものです。アンケートではその他に、「今の仕事に活かしたい」、「エンジニアになりたいわけではないけどタメになったら」と考えている人が2割程度。そして、3割が「副業をしたい」という結果でした。

サービスリリース当初とくらべてニーズが多様化したことは良いことでもありますが、一方でユーザー層がぼやけてサービスの方向性がブレてしまっていることが現在のProgateの課題といえます。

創業当時は、スタートアップのサービスに関心のある一部の層からユーザーがひろまりましたが、最近では大企業の社員もITリテラシーを高めるためにプログラミングを学ぶケースも増えており、プログラミング教育業界のフェーズが進むにつれて、新しいProgateが求められているなと感じますね。

――なるほど。「第二創業期」という言葉があるように、加藤さんはProgateをどのような組織に変えていきたいと考えていますか。

創業からの8年間は、いわば第一創業期。先ほども申し上げたように、これまでは自分の思いとプロダクトの方向性が合致していました。しかし、現在はそれが分解されている。つまり、私はもういまのProgateのペルソナではないんですね。

そのため、自らがプロダクトづくりに積極的に関わっていくことよりも、各事業の責任者をしっかりと立てて、方向性を決めてもらい実行までお願いできるようなチームをつくっていくかたちがいいのかなと。

そして各チームがそれぞれスタートアップをやっているような感覚で、私がつくってきたProgateとは異なるエッセンスが新たに加わることで、組織や事業も新しいものが生まれて来て欲しいなと思っていますね。

――加藤さんが直接指揮をとるのではなくコーチとして、メンバーの力を引き出すようなイメージでしょうか?

いえ、コーチではなくメンバーには完全に権限委譲していきたいですね。私は会社としての長期的な方向性であったり、課題を見つけその改善を行っていく役割に集中するつもりです。

すでにいる社員はもちろん、これからProgateの仲間になってくれるメンバーは私よりも優秀な人材であると思うので、自分たちでアイデアを出しそれを実現できるようなサポートやチャンスの数を提供していきたいですね。

事業を進めていく中で、ビジョンやミッションを達成する過程で迷うこともあると思います。そんな時に立ち戻れるようなアドバイスや提案を行う存在としても私を使ってもらえたらと思います。

事業をドライブさせる「貪欲さ」がいま必要

――目指しているところはどこですか。

Progateが最終的に目指しているところは、「プログラミングで世の中に価値を生める人を1人でも多く生み出すこと」です。その実現手段をProgateというプロダクトが担っている。このビジョンは組織のステージが第二創業期へと変わったとしてもゆるがない部分であり、私たちが信じ続けるべきものです。

そして、そのビジョンをこれから最速で達成するためにいま最も必要なことが「貪欲さ」です。Progateが8年前にスタートアップとして貪欲だったように、第二創業期を迎える私たちはビジョンを実現するためにひとつのアプローチに固執せず、ありとあらゆる方法を試してみたいと考えています。

Progateがもともと持っている、挫折しづらい学びの仕組みや優しい世界観やキャラクター、UIUXといった要素も大切にしつつ、貪欲にユーザーの理想も私たちの理想も叶えていきたい。そのために、Progateの次のステージへの挑戦を一緒にやってくれる仲間を集めるタイミングだと思っていますね。

――どんな人を求めていますか。

いまのフェーズではまさに、「事業のコアとなるような人」をもとめています。つまり、自分の背中をちゃんと預けられる戦友のような意味で「コア」という言葉をつかっています。

通信業界やプログラミング教育に関連する私たちの事業は、ただ人数を増やせば成長につながる、というものではありません。複雑なシステムも取り扱うことがもとめられるため、課題に真摯にむきあい、強いエネルギーをもって解決する姿勢をもつ方がのぞましいですね。

これからのProgateは第二創業期。それはまさにスタートアップの最初の数人で成否が決まるような、刺激的な状況に近いものだと考えています。一方で、本当のゼロイチではないところが挑戦するには楽しめる環境ではないでしょうか。

――日々の仕事を楽しいと思えるかは重要ですよね。

本当にそうだと思います。日曜日の夜に、「明日月曜日か嫌だな」と憂鬱になるのか、「月曜日になるからこれだけ進められる」とワクワクするのとではパフォーマンスも全く変わってくると思っていて。

基本的に、言われたことだけをやっている状態だと、前者になってしまうケースが多く、後者は後者でプレッシャーがあるのですが、胃がキリキリするような状態を楽しめる人は、仕事に対しても前向きでいられる気がしますよね。

もちろん、私自身カンペキ人間ではないので、常にそういう感じではないのですが……(笑)

ユーザーの提供価値を最大化させていきたい

――今後のプロダクトのロードマップを教えてください。

これからはユーザー一人ひとりの提供価値を増やしていくことが重要だと考えています。

Progateの価値を(現在と未来の価値の)差分×人数とした場合、人数ではすでにたくさんの方がユーザーとなっていただいてるので、差分を最大化させ、ユーザー全体のスキルピラミッドを先細りさせないようにしたいです。

また、Progate自身グローバルに展開をしている中で、海外のユーザーの「絶対にエンジニアになりたい」という貪欲さはすごく強いものを感じます。世の中はどんどん働く場所の制限がなくなっていっているので、エンジニアとしての競争もどんどん国境の垣根を超えていくと思います。プログラミングというユニバーサルな領域を扱っているので、日本のユーザーも海外のユーザーも、そういった世の中で普遍的に価値のあるものを創れる人になってもらえるよう、僕たち自身もグローバルを舞台にもっともっと成長していきたいですね。

――第二創業期のいまが飛び込むチャンスですね。

まさに。私たちがこれから仲間になっていただける方に提供できるものとしては、一貫したビジョンと、自由な発想や行動を取ることができる自由度があります。私たちの方向性に共感し、自分自身でインパクトある価値を生み出したいと思っている方には、ぜひ申し込んでもらえたらうれしいですね。一緒にプログラミング学習の未来を作っていきましょう。

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